今後の航空需要
先日の記事から多少の変更があったようです。
今後の航空需要について、国内線は回復にそれほど時間を要さないと言われていますが、
国際線はビジネスクラス以上の座席の売上がパンデミック以前に戻るにはそれなりの時間がかかると言われています。(ビジネスクラスは客単価が高いため利益率に貢献する)
大手の航空会社にとってはつらい時間が続くかもしれません。
つらいといえば在宅勤務もたまにきつさを覚えるようになってきました。
小休憩する際に僕がよく見るパイロット関連のYouTubeチャンネルを以下にリンクしておきます。
どれもおすすめなので、ご興味があれば見てみてください。
(権利者の方からご要望があれば速やかに削除いたします)
①Michael Airさん
私立大の操縦科→国内LCC→海外エアライン
というキャリアを歩んで来られた方です。パイロットに関連する素朴な質問などにも答えてらっしゃいます。
②パイロット裏話さん
国内メーカー営業→海外フライトスクール→米国貨物会社(空運)
というキャリアの鈴木さんのチャンネルです。
実務的な裏話や、米国のパイロット事情など他ではあまり知ることのできない情報を公開されてらっしゃいます。
③Aviation Hirokiさん
カナダの大学で操縦を学んでらっしゃる方です。
カナダでのVlogも多く投稿されているので、パイロットだけでなく海外生活に興味のある人にもおすすめできます。
④ジープラスフライトスクールさん
米国フロリダ州で日本人を対象に訓練を行っているジープラスフライトスクールさんのYouTubeチャンネルです。
普段の訓練中(自家用・計器飛行・事業用)の会話や教官が感じたこと、航空無線の内容などを公開されています。
リアルな訓練の様子を知りたいという人におすすめします。
教官のブログも米国での免許取得を考えている人にとって、ためになる情報が多くあります。
皆さん一週間頑張っていきましょう。
それではまた次回。
航空業界のイベントリスク
航空業界は世界経済の影響をもろに受けるので、イベントリスクが高い業界だと言われています。
例えば同時多発テロやリーマンショック、東日本大震災、それに今回のパンデミックですが、
ここまでのことになるとは
自社養成関係の選考は継続されるようですが、
その他の職種の採用活動は一時中断となったようです。
この状況で社員をリストラなしに雇用し続けているだけでも大変でしょうし、
仕方ないのかもしれません。
しかし、毎年人気就職先ランキングで上位にいるANAがこのようなことになるとは、
航空業界志望の新卒の皆さんには大変でしょうね
パイロット志望者への影響も大きそうです。
コストのかかる航空大学校から採用する数も減るかもしれません。
あるいは、よりコストのかかる自社養成の採用数を絞って航空大から採用を増やすのか。
すべてはコロナ次第ではありますが、国際線を含めた航空需要が戻ることを祈るばかりです。
パイロット志望者ビジネスを最近よく見かける話
注)今回の記事は春原の所感であり、特定の個人を中傷、又はその行動を妨害する意図はありません。
最近Twitter等でパイロット志望者をターゲットにしたビジネス(?)をよく見かけます。
予備校などの法人ではなく、個人が行っているものです。
例えば、noteなどで自分の航空大学校や自社養成選考の経験や、選考内容の予想や過去の事例を有料コンテンツとして公開したり、P志望者に対してにアドバイスを行うことなどが挙げられます。
この情報を有料で公開することについては、商売が上手いなあと思いますし、
それが全て悪いことではないと思います。特に選考内容なんかは就活サイトに多数掲載されているわけですし。(もちろん秘匿義務があるのに公開することは論外ですが)
僕もいくつか購読したことがあります。
しかし、中には個人的には
購入するのをためらうような記事もあります。
色々な内容のものがあるので、本当にその情報が自分にとって利益があるか一度考えてみることが必要かもしれません。
特にパイロットを志望している僕たちのような人間は、
どうしてもパイロットになりたいという強い気持ちを持っている場合が多いと思います。
同時に、どんなことでも情報が欲しいという気持ちになることもあります。
そういうときこそ、一歩引いて客観的にそれが本当に価値のあるものか、
信憑性のあるものかどうか考えてみてください。
本当に僕個人として、
みんなが知りたい情報で個人などが特定されるわけでもない内容なのにTwitterのDMで共有したり、
オリジナリティのある内容でもないのに有料化するのがあまり好きではないので上に書いたような考え方をしています。
しかし最近パイロットを目指す人が増えた影響か、色々な人がいますね。
みんなで仲良く情報交換や切磋琢磨したいものです。
ではまた。
R3 航空大学校試験日程変更について
R3 航空大学校受験について
東京でのCOVID19の新規感染者数が39人だったそうです。
外出自粛の効果が少しずつ出てきているようですね。
さて、久々のCAC関連の記事です。
令和3年度の募集要項が公開されました。
東京五輪の影響により例年より一次試験の日程が二週間前倒しになっていますね。
五輪の延期は決定しましたが、試験日程の変更はないようです。
しかし、新型ウイルスの影響や先日のインシデントの関係で、
募集人数や、日程に再度変更があるかもしれないので注視していく必要がありそうです。
今回のR3年度が僕にとってのCACラストチャンスなので(年齢的に)、
今のところ受験する予定ではいます。
しかし、スケジュール的に勉強の時間があまりとれていないので、
集中的にやっていく必要がありそうです。
今回は受験するする詐欺にはならない予定です。
前回から4年越しの再受験ですが、がんばります。
それではまた。
GTEC Business受験記(2020年)
本当にお久しぶりです。
春原です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
前回の更新から色々ありましたが、パイロットを相変わらず目指しております春原です。
先日自社養成の選考に際してGTEC Businessを受けたので、記録しておきたいと思います。
受験直後は、あまりに情報が無い状況で挑んでスピーキング周りでやらかしたので、不合格だと思っていたら忘れた頃に通過の連絡が来ました。
TOEIC, TOEFL, IELTS, GTEC Business(4科目・会場受験)で一定以上の点数を取得している場合は、この英語試験は免除されます。
僕は大学在学中、卒業後もTOEIC等を受験していなかったため、会場で受験しました。
このGTEC Business何が困ったって、情報が圧倒的に少ない。
本当にびっくりするぐらいに無いです。
ちなみに対策本なども見つけられませんでした。
高校生向けのGTECの情報などはそれなりにあるんですが、
大学生・社会人向けのBusinessは本当に情報量が少ないです。
というわけで覚えている範囲で内容を書きたいと思います。
※難易度に関しては、公式サイトによると解答状況によって出題内容も変わる形式のようです。スコアに関しては、自社養成の選考で受験する場合は知ることができません。
①会場
通常のテストセンターと会場は一緒です。
会場内には私物を持ち込めないので、基本的に全部ロッカーに放りこめばOKです。
会場内はブースで仕切られたPCが並んでいます。
GTEC受験用のソフトを立ち上げ、渡されたID・PASSでログインします。
リスニング・スピーキング試験用のヘッドセットが置いてあるので装着します。
マイクテストも行います。
録音ボタンを押して適当に何か言います。再生します。聞こえなければ入力レベルを調整します。
先述したようにブースで仕切られているだけなので、隣の人にマイクテストしてる時の声も聞こえます。若干の気恥ずかしさ。
②リスニング
・写真に最も合致している選択肢を選ぶ問題
・音声の内容に最も近い選択肢を選ぶ問題
基本的にこの2つがメインです。
TOEICの問題と同じような感じだと思います。すごく早い速度で話しているという感じではありません。
音声は一度だけ流れます。
③リーディング
・単文の空欄に当てはまる単語を選ぶ問題
・2~3パラグラフの文章を読んで設問に答える問題
これ以外にもあったかもしれませんが、すいません思い出せるのがこの2つです。
文章問題に関しては、時間に余裕があるため文章を読んでから答えることもできますし、必要な部分だけ読んで答えられるものもありました。
④ライティング
・指定された内容の文章を作成する問題
・指定された内容のメールを作成する問題
文章作成に関しては、例えば「以下のルールを記載した張り紙を作成しなさい」のような内容です。
メールに関しては、例えば「あなたの会社の商品は下図のような特徴があります。この商品をA社に売り込むためのメールを作成してください」のような内容が出題されます。
僕は英語のビジネスメールなんて書いたことも読んだことも無いので、とりあえず日本語準拠な内容で書きました。
難しい単語はほとんど使いませんでした。使っても合ってるか不安だったし。
時間はギリギリ足りませんでした。
英語のタイピングとか練習しているといいかも。
⑤スピーキング
(僕にとっての)カルチャーショックセクション。
・自己紹介(30秒くらいで)
・指定されたシチュエーションで指定された内容を相手に伝える問題(各30秒くらい)
・9コマ漫画の内容を英語で説明する問題(1~2分くらい)
・グラフの内容をミーティングで伝える問題(1~2分くらい)
時間に関しては記憶が曖昧ですので、目安と思ってください。
設問や準備にも制限時間があります。
毎回録音する前に本番と同じ時間で練習できるようになっています。
録音は自分で終了できず、既定の時間が過ぎたら終了します。
そのため、早めに言い終わると録音が終わるまで気まずい感じになります。
また、スピーキング・ライティングセクションは受験者全員が同じ出題内容だと思われます。
シチュエーション問題は例えば、
「あなたは○○部の新人です。他部署の同僚に相談しに行きます。
①彼に簡単な自己紹介をしてください。
②Aに関する事項についてアドバイスを求めてください。
③彼の業績についてあなたの部署で話題になっていることを伝えてください。
」
以上のような問題です。
①~③各問の合間に短い相手の反応のビデオが流れますが、
特に問題とは関係ありません。ドラマ見てると思えばOKです。
9コマ問題に関しては、時間があまりありませんでした。
マンガもそれほど難しい内容ではないので、高校レベルまでの英語でも説明できる感じでした。
グラフ問題が一番難しかったです。
アンケート結果の内容を英語で説明する練習などは対策としていいかもしれません。
「我々の長所は~で、短所は~だから、今後は~に注力しつつ、~は継続していくといいでしょう」
みたいな感じで。
スピーキング試験の何がつらいって、隣の人に聞こえるプレッシャー。
気にならない人もいると思いますが、隣の人が大きな声でそれなりに流暢な感じで話してるのを先に聞いてると、(俺の下手くそ英語聞かれたくねえ…)気持ちになります。
公式サイトによるとイントネーションもチェックしているようですが、僕は緊張して小声+3~4単語で区切って喋っていたので、とてもじゃないですが流暢には話せていませんでしたが合格したので、自社養成選考で受験する方はそこまで気負わなくても大丈夫かもしれません。
以上がGTEC Businessの概要でした。
受験が先月で記憶も曖昧なので、参考までにとどめてください。
なお、問題の例に関しては僕が受験した問題をベースに置き換えているものです。出題された問題そのものではないので、雰囲気を掴んでいただければ。
また、上記の内容が間違っている場合はお知らせください。
速やかに訂正いたします。
対策本などが無いため、対策などが難しくはあるかもしれませんが、
TOEICなどの対策でも効果がある問題内容だと感じました。
ライティングやスピーキングは、難しい単語などは使わずとも、
相手に設問の内容を伝えることはできるので、ボキャブラリに自信がない人も頑張ってください。
今回の記事がGTEC Businessを受験される方のお役に立てれば幸いです。
それではまた次回。